一年ほど前に、親しかった知人の訃報を聞いた。
通夜には行けなかったが、祈りの夜を過ごした。
それ以来、死が身近に感じられるようになった。
いつか肉体は朽ちていく。
永遠に続くわけではない。
自分が生きている間、肉体がある間に、何をなそうか考えるようになった。
もし、明日交通事故に遭ってしまったら、食中毒にかかってしまったら、と
いらない心配をするようになった。
それは裏返せば、肉体を大事にしたい心の表れだ。
肉体がなくなったら、この世で何もできなくなる……。
…何もできなくなるんだ…。
その時、イエス様の心情が伝わってきた。
「肉体のない私の悲しみが分かったか?」
イエス様がどれほどの想いで、その身を捧げたのか…。
そして、肉体のある私達に、どれほどの期待をしているのか…。
イエス様は、この世で為したかったこと、きっとたくさんあると思う。
私の肉体を自由に扱えるのは私だけ、だからイエス様に伝えたい。
「どうかこの肉体をお使いください。」