【マタイによる福音書13章31- 32節】
「また、ほかの譬を彼らに示して言われた、『天国は、一粒のからし種のようなものである。ある人がそれをとって畑にまくと、それはどんな種よりも小さい が、成長すると、野菜の中でいちばん大きくなり、空の鳥がきて、その枝に宿るほどの木になる』」
日本で一般的にカラシ種というと
マスタードに使用されている小さな粒のことを説明されることが多い。
こんな感じ。

http://www.29notoyo.co.jp/basque_mus.html
これはアブラナ科の植物クロガラシからとった種子を使用しており、もとの花はこんな感じ

http://www.wildflowersofontario.ca/mustard.html
これは日本でも良く見る花。
え、これじゃ種のサイズが分からないって?
しょうがない。じゃ、これで

http://somethinggraphic.wordpress.com/2009/09/16/the-faith-of-a-mustard-seed/
ふむふむ確かに種は小さいぞな。(といってもこれはシロガラシの種子だが・・・)
しかし、このアブラナ科の花は木のように生長し、鳥も留まるのだろうか?実際、シロガラシは高くて1m、クロガラシは2mまで成長するが、それでも鳥が留まるほどではない。

http://s44.photobucket.com/albums/f3/melodylu/?action=view¤t=blackmustard12.jpg
そこで、最近は、アブラナ科の植物ではなく、ナス科のギダチタバコがからし種と思われていたりする。こいつです。

http://www.seinan-gu.ac.jp/shokubutsu/shokubutsu/65.html
こいつはなんと、木のようにおおきくなる

http://www.geographylists.com/tobacco_tree.jpg
これなら、確かに鳥も留まれそうだ。
米粒との比較

http://www.sinsei.org/08-photos-ch/karasi/karasi080602.jpg
確かに、非常に小さな種なのに大きくなると5mの高さにまで成長するらしい。
といっても、こいつは南米原産で、イエス様の時代にはまだイスラエルにはなかった可能性が高い。そのため、学説では今もクロガラシ説が主流らしい。
ちなみにこんなクロガラシの写真もある。

http://www.hear.org/starr/plants/images/image/?q=080605-6475
これなら、木のようにたくましくは見えるが・・・
はじめから、論議の絶えない題材を選んでしまったが、少しは参考になったかな。
この図鑑も、はじめは小さいところから始まり、コツコツと蓄えて、立派な資料になれるように頑張るぞな。